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New Concept: 2007年5月Archive

さらに歴史を調べてみますと現存する「世界最古の喫茶店(カフェ)」はパリのカフェ・プロコップとか、ベネチアのカフェ・フローリアン、地中海に面したチュニジアのカフェ・デ・ナットなどなど説があるようです。

日本の事情はどうかと調べますと、1888年に東京下谷の可否茶館から喫茶店はスタートし、1920年代に喫茶店ブームを呼び、様々な形態(ジャズ喫茶、名曲喫茶などなど)の喫茶店ができました、1970年代には純喫茶のブームがあり、コダワリのコーヒーを出す個人営業の純喫茶が増えました。しかし、現在は個人営業の喫茶店はその数を減らす一方で、チェーン企業によるセルフサービスの喫茶店が隆盛を極めています。

シアトル発のスターバックスの成功を後追いする形で、既存コーヒー・チェーンもエスプレッソをベースとしたコーヒー・バリエーションを提供するセルサービスのコーヒー・ショップの展開を始め、また他業種から参入し店舗数を延ばしている企業も生まれています。

ここで特筆すべきは女性の愛好者が増えたことです。とは言っても、コーヒーの愛好者と言うのちょっと違うように感じます。それらの女性がオーダーするのはブレンド・コーヒーとかストレート・コーヒーではなく、概ね、カフェラテ、カプチーノに代表されるコーヒー・バリエーションです。ということでコーヒー・バリエーションの愛好者だと思うのです。(^^;

#異論反論は有ると思いますが、コーヒー・バリエーションとブレンドなどのコーヒーは別の飲み物だと思うのです。

その女性に支持されているのはスタバことスターバック・コーヒーです。銀座に一号店をオープン以来2006年11月642店舗(11月24日付けスターバックスの月次IRレポートより)を数えるまでになっています。

日本進出前のスターバックスを米国ニューヨークで視察した時は、カプチーノなどのコーヒー・バリエーションの売上構成比はそれ程多くなく、顧客の認識でもプレミアム・コーヒーの店と言う物でした。

私の少ない経験では、従来のアメリカのコーヒーは、もっと浅煎りの豆を使ったお茶と同じと思われる程軽いコーヒーでしたが、スター・バックスは深煎りの豆を使ったプレミアム・コーヒーのチェーンと言う認識です。

米国のビジネスマンの朝は日本より早く、出勤前にコーヒーショップへ立ち寄り、大きなカップのコーヒーと合わせてペストリーなど購入し、出勤したオフィスで朝食を摂るというスタイルが多いようで、スターバックスもその限られた短時間のモーニング・タイムにどれだけのドリップコーヒーが捌けるかが売上を大きく左右すると聞いていました。

マンハッタンのコーヒーショップに朝立ち寄りますと、幾つものコーヒーがポットに入って並んでいます。デカフェ、ブレンド、フレーバー・コーヒーなどなど。そのポットからセルフサービスでお気に入りのコーヒーをカップに注ぎレジでペストリーと合わせて会計、足早に去っていくビジネスマンの姿を見ることが出来ます。

以下次号へ続く.

フードビジネスのBlogから転載です。

http://foodbiz.sblo.jp/article/3752992.html

とある方からの刺激を受けてコーヒービジネスを考えて見ます。


新しいコーヒービジネスを考える場合、何を基準として考えるましょうか。

●コーヒービジネスは香りのビジネスである。
●文化創造のビジネスである。
●情報交換、交流などなど場を提供するビジネスである。

私ならこのように想定します。かってその場(コーヒーハウス、喫茶店、カフェ)に登場するのは殆どの場合、男のみでした、が、世の趨勢に違わず今その様子に変化が見えています。その場を支配するのは女性に移って行くようです。

●女性を取り込むビジネスである。

と第四の条件を付加するのが良いようです。

少しコーヒービジネスの歴史を見てみましょう。

昭和36年ごろコーヒールンバという歌が流行りました。最近になって井上揚水もカバーしたようですが、そのリリックを引用します。

昔アラブの偉いお坊さんが
-------------中略----------------------
コンガ マラカス 楽しいルンバのリズム
南の国の情熱のアロマ
それは素敵な飲みもの コーヒー モカマタリ
みんな陽気に飲んで踊ろう
愛のコーヒー・ルンバ


「しびれるような」、「香りいっぱい」、「情熱のアロマ」とコーヒーの特徴を歌っています。コーヒーは諸説あるようですが、エチオピアからアラビア半島のアラブ人を経て、中東、イスラム世界に広がったようです。しかし、まだまだビジネスとしてスタートを切るまでには行きませんでした。

最初の喫茶店といわれているのは「カフェ・カーネス」=「コーヒーの家」と言う意味で16世紀にトルコのイスタンブールで開店、カフェ・カーネスは喫茶と合わせてサロン、ラウンジとして機能していました。

それから100年後にロンドンでヨーロッパ初のコーヒー・ハウスが開かれましたがやはり、喫茶、サロン、ラウンジという形態でした。

つまり、コーヒーは男の為の飲み物であり、男達のコミュニケーション、情報交換、情報収集の場に付随する飲み物のとして発展して来たことが伺われます。その後、紅茶貿易をほぼ独占したイギリスでは紅茶がコーヒーを追い落とす事となりました。

様々な事情があったとはいえ、イギリスでコーヒーショップが18世紀以降発展する事がなかったのは不思議な現象です。コーヒーハウスが無くなって男達はパブへとその場所を移したようです。しかし、ここの所、チェーン店のコーヒーショップが少しづつ増えてイギリスのコーヒー事情も好転の兆しを見せているようです。

イギリスでも「ティー・ブレイク、ティー・タイム」ではなく米国のように「コーヒー・ブレイク、コーヒー・タイム」と言われる日は来るのでしょうか。

以下次回

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