輸入餃子を食べて食中毒に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。
さて、今回の餃子による食中毒は事故から事件の様相をおびてきたようです。メーカーの労使問題も取りざたされています。
例えばこの問題が事故であれば、製造メーカーのシステムを見直すことで、問題を解決する事が可能であり、解決されたなら後は安心できます。
問題の工場は優秀な工場であるようです。ハード面では日本の中小工場よりすぐれている面もあるようです。ソフト面でもHACCPの手法を取り入れて、製造プロセスの記録を残していますので、悪意を持った者以外が事故を装うことはできないようです。
ということで、くだんの製造メーカーを無批判に非難することはできません。
しかし、労使問題と言うことであれば、これはその企業の構造的欠陥であり、いくらハード、ソフトを整えても、事故は防げません。ハードもソフトも悪意を抑えることはできません。悪意を引き起こす構造的欠陥を正すしかありません。
さて、昨年秋に草思社より出版された「 中国の危ない食品―中国食品安全現状調査 」周勍=著、廖建龍=訳 と言う本があります。
ISBN:4794216386
ここで、著者の周勍は中国の社会が持つ欠陥が食の安全を脅かしていると中国国民に対して警鐘を鳴らしています。
仮にこの周勍の著わしたように中国の社会が欠陥を持つのであれば、今回の餃子事件を一企業の問題として捉えるだけで足りなくなります。
日本の食の安全を確保するために中国からの輸入を控えるのが良いのではないかとの問いに、多くの経済人は食を含める日本の現状では中国を切り捨てる訳にはいかないと言います。確かに経済の観点に立つならその通りでしょう。
しかし、まずは安全の確保が優先されるべきではないでしょうか。経済は社会生活を補佐するシステムであるはずです。そのシステムに縛られて安全が脅かされるのは本末転倒と言わざるを得ません。
さて、話を戻して、今回の餃子の問題が、事故であれば問題は単純です。しかし事件であるなら、日本の食料問題への早急な根本的な改革が求められます。
と言うことで、今回の餃子の問題は被害に遭われた方には申し訳ないのですが事故であることを祈ります。
でも、対中国と言うことではなく日本の食料問題には根本的改革が必要であることは明らかではありますが。(^^;




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