ISBN:4794216386
「中国の危ない食品」周勍=著 廖建龍=訳 草思社=刊 を読みました。2006年ユリシーズ賞(ドイツの国際ルポルタージュ文学賞)で佳作を受賞したそうです。
その中に「風邪を引いたら魚を食べろ」と言うエピソードが載っています。魚屋と風邪を引いた孫のために魚を買うお婆さんとの会話です。内容は、川魚ではなく海の魚の養殖魚の方が餌に混ぜられた抗生物質が沢山残っているから風邪薬になると言う、何とも恐ろしい話です。
北京在住の周勍氏は、中国の食の安全、この問題を自国民=中国の人々へ広く知らしめ警鐘を鳴らすためにこのルポルタージュを著し、出版禁止、販売禁止、取り扱い拒否など紆余曲折を経てユリシーズ賞佳作となり、日本語版の出版という経緯になったようです。
無批判に中国の食品=毒というのは避けなければ行けない事は明白です。しかし、「民以何食為天」この内容に嘘があるとは思えません。「ダンボール肉まんはやらせではありませ。」というのも本を売るために発せられた虚言だとは思えません。根本が狂っていると感じる現状で果たして、大手食品製造メーカーだからと言って、安全を保証されているのでしょうか。中国は国家の威信をかけて安全な食品を輸出できているのでしょうか。
私は中国の今の状況はまったく解りません。かなり昔、台湾と香港(中国への返還のずっと前、台湾はその前)に行ったっ切りです。今の中国内でビジネスをしていらっしゃる方、中国と取引をされていらっしゃる方が沢山いらっしゃると思います。実際に中国の各地を歩いて肌で感じる事が多々あると思います。庶民の感覚です。見て聞いて肌で感じる。これが大事だと思います。
そんな方々はこの本の内容に関してどの様な感想をお持ちになるでしょうか。
著者から巻末におまけがついています。例えば観光で中国へ行った時に、どういう基準で食品を選べばよいかという一覧が載せられています。オリンピックも控えていますし、是非お読みになる事をお勧めします。
はぁ(^^;
よその国の事は言えない、今日この頃。
偽装であって安全の問題では危険が少ないと言う方もいらっしゃいますが、どうなんでしょう?
欧米、イスラム圏など宗教が生活の根本になっている国、民族は、その宗教が倫理の元になっている。が、我が日本は、どうなのか、世界に類を見ない無宗教の国と言われる事が多いが、私は、八百万の神々を大本とする国であると思う。
八百万の神々とは、世の中すべて相対的という事ではなかろうか。
となると、法律が変われば、老舗と呼ばれて実態は古い企業など、相対的なコンプライアンスのアップデートが為されないままとなり、気がつけば、偽装を繰り返している、と言う事になるのだろう。
はぁ。まだまだ、続きそうな偽装問題。(^^; 深刻な安全の問題があるのなら今の内に、すべて明らかとなり、是正される事を望もう。




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